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帰ってきたご先祖様

お盆行事は地域によって様々です。
さてさて、独特の伝統をもつ沖縄のお盆は一体どんな様子なんでしょうか?

沖縄では旧暦の7月13〜15日にそってお盆が行われます。今年は新暦8月28〜30日の3日間でした。お盆も沖縄と本土では違うんです。今週は沖縄のお盆を紹介します。

沖縄ではお盆はとても盛大に行われ、親戚だけでなくご近所さんも一緒になって祝う事も珍しくありません。街中では若者達がエイサーを踊って、帰ってきたご先祖様を歓迎します。

お盆初日のウンケー(精霊迎え)は、仏壇のある家は朝から大掃除とご馳走の準備に大忙しです。これから3日間、親戚一同が会すわけですからご飯もたくさん用意しなければなりません。たいていの家庭では、お店にオードブルを頼んで対応しています。沖縄のほとんどのスーパーでは、この時期になると、お盆用のオードブルセットが店先に並べられます。

仏壇のお供物も少し変わっていて、お供物の量がとても多いです。沖縄では位牌にかかれているご先祖様一人一人に、ご飯とおかずとお味噌汁を用意します。(沖縄の位牌は複数のご先祖様の名前が書いてあります)種類も違い、50cmくらいのさとうきびを仏壇の両端に立ててあります。決して、ふざけているわけではありません。これは、ご先祖様があの世にお帰りになる際、杖代わりに持って帰るという意味があるのです。(最近ではあまり見なくなりましたが)

それらの準備が終わると、家族みんなでお墓参りをしてご先祖様をお迎えに行きます。

2日目の旧暦7月14日はナカヌヒー(なかび)といって、お中元をもって親戚の家々を周ります。本土では上司や友人などに送るお中元も沖縄ではお盆になるとご先祖様のお供え物として仏壇に飾られます。必ず2日目というわけではありませんが、大体このナカヌヒーでほとんどの人々が親戚周りを済ませます。

そして、最終日のウークイ(精霊送り)は、沖縄のお盆の中で一番大切な日です。ウークイには、親戚一同が本家の仏壇に集ります。そして一緒にご馳走を頂き、お酒を飲みながら、夜遅くまでお盆の最終日をご先祖様と共に過ごすのです。

各家庭で時間は異なりますが、夜の12時ごろになるとご先祖さまをお送りするため「ウチカビ(うち紙)」という紙を燃やします。このウチカビというのは、中国から伝わって来た物で、黄色い紙に銭形を押した紙のことで、あの世で使えるお金といわれています。あの世へ帰るご先祖様が楽に暮らせるように、という思いを込めた仕送りみたいなものですね。

このウチカビを容器の中で燃やし、お米と泡盛を入れて家の門の前にヒラウコー(読谷線香)と呼ばれる沖縄独特のひらたい形をした線香と一緒にお供えします。その後、みんなでお祈りをしてご先祖様をお送りするのです。このウチカビを燃やすのも、家の門の前に持っていくのも、その家の家長だけでとても神聖な行事なのです。最近では、都市部のマンションに住む人たちは、川のそばでウークイを行うこともあります。

毎年こんなに大勢の人に盛大に迎えてもらえるなんて、ご先祖様もさぞかし喜んでくれているのではないでしょうか♪

(情報提供:下地@沖縄)

てんこ盛りのお仏壇さすが沖縄!ちゃんとサトウキビと
パイナップルも供えてあります☆

ちびっ子エイサー伝統的なお盆行事。こどもたちが
エイサーを踊って街を練り歩きます!

儀式の用具これが例のお盆行事グッズ!
どんなことをするか想像できますか?

儀式の終了今年もみんなに出会えて楽しいお盆でした。
ご先祖様も無事にお帰り下さいね〜☆

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